成毛眞著「本は10冊同時に読め!」に親近感を感じた

本は10冊同時に読め!

ここのところ、何かと読書術の本が目につくのですが、本書も古本屋でふと目に止まり、発行年月日が新しかったので、購入してみたところ、読書に対する姿勢で共感できる点が多く、楽しめました。

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著者の読書術を披露

タイトルを見ると、読書術の解説っぽく思えますが、読んでみると、超並列読書術については、もちろん書いてありますが、読書全般に関するエッセイのような感じではないかと思えます。

しかも、かなり言いたい放題というか書きたい放題書いてるし。わたしは逆にそこが面白いと思えましたが、読書術をわかりやすくていねいに教えてくれるガイダンス本だと思って手に取ると、ちょっと期待とは違うし、とまどうかもしれませんね。

読書メモの是非

また、著者は、読書メモは柔軟な発想ができなくなるのでとらない派のようです。

わたしも先日までは、取っていませんでしたが、本田直之氏のレバレッジ・リーディングを読んでからは、読書メモを取るようにしています。

わたしはどちらかというと、今まで、一回本を読んだだけでは頭に入らなくて困っていたのですが、レバレッジ・メモを取るようになってからは、覚えたい内容も定着するようになり、またレバレッジ・メモを作ることで、ブログ記事がスムースに書けるようになりました。

わたしには、本田直之氏のやり方の方が、あっていた、ということでしょう。

星を継ぐもの

嬉しかったのは、著者が、J.P.ホーガンの「星を継ぐもの」を取り上げていること。

実は、わたしもホーガンの「星を継ぐもの」三部作は大好きです。ホーガン氏のサイン入り文庫を持ってたりします。(たぶん、まだ実家にあるはず。)

「星を継ぐもの」を初めて読んで衝撃を受けた時のことは、今でもありありと覚えています。背筋がぞくぞくして、すごい名作だと当時思いました。

名作は人生の糧にならない

わたしは、かなりの多読だと思います。気が向けば、一日3?4冊本を読むこともあります。

でも、どうにも、いわゆる名作というものは苦手で、手を出す気にならないのです。

名作が好きな方には、「名作は人生の糧にならない」という主張は、何を言ってるんだと思われると思いますが、わたしは、ちょっと共感できたり。だめなんですよ。名作、読んでると眠くなるんです。もう、半強制的に思考停止、みたいな?

自分が好きなのは、著者と同じように、サスペンス系やアドベンチャーもの。村上春樹の「ノルウェーの森」に衝撃を受けた、というのは、よくわかります。わたしもそうだったから。

自分は全然普通の人生ですが、読書傾向は、かなり成毛眞氏に近いものがあるのかも。だから、本書を読んで、うなずける点も多いのかもしれません。

いつでも並読

我が家は、あちらにもこちらにも読みかけの本が転がっているのが当たり前で、ふと手にとって、その場所でその本、また別の部屋へ行ったら、何かの合間に、また別の本を読んでる、というのが、当たり前の家でして。

それって、つまり家族全員超並列読書術を実行している、ということなのかな?親は思いきり普通の人生ですが、こどもは、庶民から抜け出せるかしら?

なんかとりとめもなくなってきたので、今回はこれで終わり。

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