初心者だけど使っているパステル画材のまとめ

鉛筆画の感覚で絵をカラーにする

先日から、パステル画を描き始めました。

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わたしは、鉛筆で絵を描くのが好きです。そして、デッサン教室で石膏像をデッサンしていますが、それも好きです。

その感覚のまま、絵をカラー化できないかと考えた末に行きついたのが、パステル画でした。

パステル画というと、パステルカラーと言うようなほんわかしたイメージがあるかもしれませんが、実際にパステルを使ってみると、使い方次第でほんわかにも、ハードなイメージにもなる感じです。

ここでは、鉛筆画の感覚のまま、パステル画に移行したわたしが、初心者ですが、何を購入したかまとめてみたいと思います。

パステルペンシルの購入

パステル画を描こうと思った時に、一番ネックになったのは、いわゆるパステルでは、手が汚れそうだし、あたりに粉が飛びそう、ということでした。

が、調べていくうちに、パステルの中でも、パステルペンシルという鉛筆タイプのものがあり、取り扱いしやすい、ということがわかりました。

パステルペンシルにもいくつか種類がありますが、わたしは、粉もあまり出にくいハード系と言われる、スタビロカーブオテロのパステルペンシルを購入しました。

パステルペンシル:スタビロカーブオテロ

実際に使ってみると、筆圧高めで描いていると、やはり粉は出ます。ふっと息を強く吹きかければあたりに飛び散りそうなくらいには出ます。

なので、時々、ゴミ箱へ捨てながら描いています。

使ったあとは、テーブルの上は一応粉が散ってないように水拭きします。

ただ、感覚的には、色鉛筆の延長の感覚で使えます。芯を触ったり、描画部分を触らなければ手が汚れないのは、ありがたいです。

木炭でデッサンしたりする時は、手が汚れるのがとても大変なので。

パステルペンシルの色数

わたしが購入したのは、スタビロカーブオテロ24色セットです。

パステルペンシル:スタビロカーブオテロ24色

12色では、さすがに表現に無理がありそうと思い、24色を買いました。

まだ描き始めで、それほど混色していないので、なんとか24色で描いていましたが、時々欲しい色がなく、もっと色が欲しいと思いました。

特に、24色にはいわゆる肌色である681番のライトフレッシュティントが入っていません。

このライトフレッシュティントは記事執筆現在36色以上のセットには入っています。

中古の78色セットを手に入れるまでは、モヤモヤしながらパステルで書いていましたが、肌色があるのを見て、36色セットを買えばよかったと思いました。

また、24色セットには、灰色いわゆるグレーの色はありません。グレーは700番台で、36色セットから入っています。

ちなみに750はナチュラルブラックでいわゆる黒色です。

700番から726番までの色がいわゆるグレーらしいグレーだと思います。770番のベニーズグレーは、少しパープル系の色が混じった印象を受けます。

ということで、私は24色セットを買いましたが、最初購入するならできれば36色セットにすればよかったと思いました。

ただ、結局その後中古で全色揃えたので、はっきり必要とわかっているなら、最初から60色セットを買った方が良いのかもしれないですね。

使わなかったら、いざとなったらフリマアプリで売るという手もあるかもしれません。

スタビロカーブオテロのパステルペンシルはフリマでは結構人気みたいで、私が見た限りではSOLDしているものが多かったです。

私は現在廃盤も含めた80色セットを使っていますが、パステルペンシルで絵を描くのがとても楽しいです。

色数を増やしてからは、24色に入っていなかった色も結構使うようになったので、ずいぶん色の表現の幅が広がったと思います。

お楽しみで、ちょっとパステルペンシルで絵を描きたいなとか、塗り絵をしたいな位のレベルであれば24色でもいいかもしれません。パステルペンシルも結構高いですからね。

しかし、作品作りをしたいと言うのなら、張り切って60色セットを手にいれたほうが満足度は高いと思います。

もしそれが無理そうなら、必要そうな色を単品で購入するという手もあります。それも面倒くさそうですが。

スタビロカーブオテロ専用鉛筆削り

パステルペンシルを普通の鉛筆削りで削ると、そこそこな頻度で芯が折れます。

基本とても柔らかいので、一般の鉛筆削りで削ろうとするのはなかなか大変です。

かといって、自分で削ると、先をとがらせるのが、これまた結構大変です。

慣れたら大丈夫らしいのですが、不器用な私は諦めて、専用鉛筆削りの2個セットを買いました。

とりあえず先をとがらせて削れるので助かっています。

パステルフィキサチーフの購入

そしてパステル画は、パステルの粉を定着させるために、フィキサチーフを絵に噴射して粉を固定します。

このフィキサチーフは、私は最初、デッサンに使っているフィキサチーフでもいいのかと思ったのですが、少し違うみたいです。

パステルには、パステルに使えるパステルフィキサチーフを使用した方が良いそうです。粉の発色が変わってくるみたいですね。

私が購入したのは、アマゾンで購入できたターレンスのパステルフィキサチーフです。

ターレンスパステルフィキサチーフ

最初この100ミリリットル缶を買いましたが、描いたパステル画ほとんどにフィキサチーフをしていたので、結構すぐになくなりました。

よく描く場合は、大きめサイズを購入すると良いかもしれません。

このターレンスのフィキサチーフは、水溶性なので後で加筆修正ができると商品説明にはあるのですが、まだ使ったことありません。

ターレンスパステルフィキサチーフ商品説明1

ターレンスパステルフィキサチーフ商品説明1

現在私は描き終わった後にフィキサチーフをしているだけですが、描いている途中でフィキサチーフをして、パステルを重ね描きする手法もあるようなので、またこのターレンスのフィキサチーフでできるのかどうか試してみたいと思います。

ほかにもホルベインがフィキサチーフを出していますが、アマゾン直接販売分がわたしが見た時にはなかったので、買っていません。

描いたパステル画の保管

結構毎日パステルで絵を描いているので、パステル画がどんどん溜まってきました。

パステル画がたまってきた

一応フィキサチーフはしますが、できれば、パステル画の表面は、触ったりこすったりしないように保管したいところです。

現在の私の保管方法は次の通りです。

パステル画を額装

まず、特に気に入った作品は、フィキサチーフをした後、乾いたらすぐに額装してしまいます。

最初は百均で額を買っていましたが、大きいものは、最近は、ホームセンターで額を買うようになりました。

小さなものだと、それほど差はないような気がしますが、絵のサイズが大きくなればなるほど、百均だと額が残念な感じになります。

額の後ろ側のパネルを留める部分が、わたしが買った百均の額は、折り曲げるタイプのもので、そのうち折れそうでした。

百均の額

品質はともかくとして、保管用に額を安く手に入れることができるのは正直ありがたいので、何にコストをかけるかというのもあるので、そこらへんは考え方次第だと思います。

B4額装例その1

ホームセンターで買ってきた額で額装します。

大仙「プリベル ナチュラル」B4額

大仙「プリベル ナチュラル」B4です。

amazonでも売ってますね。

まずは、普通に額装。

プリベル B4 額装例 マットなし

マットをつけてみました。

プリベル B4 額装例 マットあり

絵の大きさにもよると思いますが、やっぱりマットがある方が絵が引き締まりますね。

あと、失敗したなと思ったのは、黒い縁の額。

フォトブックなどは、バックを黒で作成しても特に何も思わなかったのですが、自分が描いた人物画の鉛筆画を黒縁の額縁に入れると、なんだか不祝儀みたいで縁起悪い感じがしました……。絵によるのでしょうか。今後は、人物画を飾るときは、黒い額縁は買わないようにしようと思います。

クリアファイルに入れて保管

後は、百均で一枚ずつのクリアファイルを購入しました。

百均で購入したクリアファイル

描いた部分をこすらないように、クリアファイルを大きく開封して、絵を奥まで突っ込んで、こすらないようにそっと閉じます。

そしてこのクリアファイルに入れた絵を、百均で見つけたA4のケースにいれ、さらに百均で見つけたB4の保管箱に入れて保管しています。

170704pastel-hokan4

170704pastel-hokan3

ちなみに、描いているカラフルな用紙は、練習用に買ったDAISOの色画用紙です。

これより大きな絵は、そのうち、今デッサン教室で使っている全判のカルトンの半分の大きさのカルトンでも買って、クリアファイルに入れたものをはさもうかと思っています。

パステルワトソン紙

最初は、クロッキー帳を一枚ずつ外して描いていましたが、そのうちカラーペーパーに描きたくなりました。

白系が入った色を綺麗に魅せるには、紙が白だと物足りないんですよね。

ということで、アマゾンで売ってたので、パステルワトソン紙を購入しました。サイズは、F4。

パステルワトソンブック F4

ナチュラル3枚、ホワイト3枚、グレーが9枚で、リングで1冊の冊子になっています。

170704pastel-watson2

台紙がかなり頑丈なので、そのまま持ち出して台紙不要でスケッチできそうです。

パステルが上の紙につかないようになっているのも、保管にはナイス。

170704pastel-watson3

ただ、展示会などで出すために、額装するには、結局はずさないといけないし、F4というサイズではなく、A4とか、B5とかの指定もあるので、そのうち、A4サイズのパステル紙をまとめ買いしようと思います。

今回、展示会に出すために、このパステルワトソン紙のグレーをはずして、A4に切って、描きました。

下書きをチラ見せ!

描いたパステル画は、2017/7/26~2017/7/30まで、都内で展示されますので、良かったら見てくださいね!

詳細はこちら ▶ ARTs*LABo 人魚・妖精展2017

パステル画を描く際の注意点

私はペンシルタイプを使っているので、鉛筆のような感覚で描けるのも嬉しいところです。

ただ、色鉛筆に比べると粉が出ますので、食事中は描かないとか、汚しても後で片付ければ大丈夫な場所で描く必要があります。

パステル画の魅力

パステルで絵を描くのを始めたばかりですが、すっかりはまっています。

そのままの色を塗るだけではなく、紙の上で重ね塗りしたり、混ぜたりすることで、単色で塗る以上のいろんな表現ができます。

さらに、まだやったことはないのですが、水彩とも併用できるらしいので、そのうちやってみたいと思っています。

80色セットを購入して、やる気が高まり、ついに展示会にも参加することにしました。

今日も昼間は、展示会に出展する作品を描いていました。

パステルペンシルで絵を描くのは楽しいですね。

興味がある方は、ぜひ始めてみてください。

わたしが最初購入したパステルペンシルはこのスタビロカーブオテロパステルペンシルの24色です。その後、さらに中古で廃番も含めた78色の色鉛筆(80色のうち、黒と白が欠品)を購入し、使っています。

この本もそのうち手に入れたい。

この本も中古で手に入れたけど、良かった。

後ろに下描きの線画がついていて、それを元に、実際に塗り方をやってみるということができます。今度やってみる!

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