【決断して自分の人生を生きるとは?】たった2分で、決断できる。千田琢哉

決断する人、しない人

千田琢哉さんの「たった2分で、決断できる。」を読みました。

とても参考になった本です。特に本の前半3分の1にすごくいいことが書いてあります。

そして、自分は決断力がないと思っている人は、立ち読みでもいいから、「はじめに」にあたる部分だけでも読んで欲しいと思います。そこに、決断するにあたって、すごく大事なことが書いてあるからです。

すごくいいことが書いてあるので、少しだけ引用してみます。

人間には次の2通りしか存在しない。
1日に1回も決断できない人間と、1日に100回決断できる人間だ。

あなたは、決断する側の人間になりたいでしょうか?それとも決断しないですませようとする人でしょうか?

わたしは決断する側の人間になりたいといつも思っています。なぜなら、決断する人生が、自分の人生を生きる、ということと同義だからと思うからです。

なぜ決断しなければならないのか?

では、いったいなぜ決断しなければならないのでしょうか?

本書に、その答えが書いてあります。

19ページ。

自分に嘘をついたら、10年後に後遺症が残る。

このフレーズを読んで、ああ、そうだよね、と思わず納得できる経験が自分にはあります。

それは、職業を決める時です。

若い頃のわたしは、けっこういわゆる優等生タイプというか、お利口さんだったので、自分で職業を決めたつもりでも、親の意向を反映した職業選びをしていたと思います。

別にうちの親はああでなくてはならないとか、こうでなくてはならないとかいうことを押しつけるような親ではありません。

それでも、つい親の意向をくんでしまい、それを自分の決断だと思い込もうとした。

それは、おそらく、自分で決断することが怖かったのだと思います。

そして、その影響下からのがれ、本当に自分がやりたいことをやるのに、10年くらいかかりました。

なので、10年後に後遺症というか、10年後に再度決断を迫られた、ということでしょうか。

こどもの進路の決断

わたしには、今高校生と大学生のこどもがいますが、彼らになるべく自ら決断させようと思っています。

彼らがこんな仕事がしたい、という話しを時々してくれますが、なるべく否定しないように、彼らが自分で決断するように、方向付けしています。

そうは言っても、反対されてもやるから、本当にやりたいことなんだ、というやり方もあるわけで、わたしとしても気持ちは揺れ動くのですが・・・。

ただ、わたしが無意識に親の要望を感じとってしまったような、そんなことはないように、と思っています。

と、最初の数ページだけでも、非常に考えさせられることの多い本です。

自分は決断力がない、もっと自分の人生を生きたい。

そう、思っている人は、是非読んでみてください。

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