この前読んだ小倉広さんの「やりきる技術」がとても良かったので、同じ著者の本を読んでみることにしました。チョイスしたのは、「折れない自分のつくり方」。
著者の失敗実例が盛りだくさん
この前、別の著者の折れない系の本を読んだ時はあまりピンと来なかったのですが、この本は、とても共感できました。
なぜ共感できるのか、というと、著者の失敗がこれでもか、あれでもか、と盛り込んであるからですwww
あまりにすごい話しばかり書かれていると、雲の上の人のような気がして、この人だからできたのでしょう、と思うところです。
が、しかし、これだけ、僕も失敗したんですよ、だからあなたもいけます!的なスタンスで来られると、あ、もしかして、自分もがんばったらイケルかも!と親近感を持ってしまいますね。
やりきる、つまり折れない
この本の前に読んだ本が「やりきる技術」で、そこでは、失敗したり三日坊主になったりしても、何度でもやり直して、最後までやりきればOK!という話しでした。
わたしはよく三日坊主になったり、やりきれなかったりして、がっくりくることもありましたが、本書を読んで、そうか何度でもトライ&エラーでいいんだ、と目からウロコでした。
「やりきる技術」を読んで、「折れない自分のつくり方」を読むと、ああ、二つの本はつながっているな、と思いました。
やりきることというのは、つまり折れないことではないでしょうか。
本書は「折れない自分」というタイトルがついていますが、著者は完全無欠人間ではないということが、本書を読めばわかります。
何度も折れては迷い、迷っては折れ、そこから折れないためにはどうすればいいか、ということを身をもって体験した、それを失敗も体験もまるごと詰め込んだのが本書です。
誰もがリーダーな時代
本書は迷える99%の上司に捧げる、とあります。
自分は管理職にはならないから大丈夫!と思っている人もいるかもしれませんが、これからの時代は、むしろリーダーとしての意識をもって、ことにあたらないと、普通の職さえ危うくなる時代が来るような気がします。
誰かに言われて、言われたとおりにしていれば、お給料がもらえる、そんな時代は終わりました。
また、フリーランスになったとしても、次第に仕事が増えていけば、人を雇い、上に立たざるを得なくなります。
その時に、本書を読んでいるのと、読んでいないのとでは、ずいぶん違うんじゃないかな、とそう思いました。
小倉広さんの本はおもしろいです。小倉広さんの本は、上から目線ではなく、等身大な目線から、ほら見てご覧よと、ひっぱってくれる、そんな感じがする本です。ほかの本も読んでみたいと思います。
「折れない自分のつくり方」おすすめです!