【サイト運営を考える】「読む」「書く」「考える」は5分でやりなさい!小宮一慶

「読む」「書く」「考える」は5分でやりなさい!

小宮一慶さんの『「読む」「書く」「考える」は5分でやりなさい!』を読みました。

小宮一慶さんの本は読みやすくて、さらさらっと読めてしまいますが、読みやすいけれども、だいじなことが書かれている本だと思います。

すきま時間術と、インプットアウトプット小宮流についての本ですが、詳細は本書を読んでいただくとして、今回は、いくつか記憶に粘った箇所を、サイト運営にからめて、とりあげてみたいと思います。

相手が求めているのは何か

まず一つ目は、これ。

つまり、ビジネスシーンで「書く」というのは、自分が書きたいことを書くのではなく、相手が何を求めているのかを考えながら書くべきものなのです。もっと言えば、相手を思いやる姿勢が不可欠なのです。p.167

これはつまり、サイト運営にあてはめて考えると、

サイトのコンテンツは、訪問者が何を求めているのかを考えながら書くべきもの

ということですね。

とかく、自分の想いばかりを書いてしまいがちですが、訪問者視点、というものがなければ、その書いた記事は、読んで欲しい人にすら届かないのかもしれません。

この記事は誰に役立つ記事なのか、そういうことも忘れず念頭に置いて記事を書きたいと思います。

アクセス解析のキーワードをチェックして、どういう情報を訪問者が求めているか、といことをチェックするのもいいですね。

その人にとって価値があると思えることは何かを最初に考えてください。p168

これは、つまり、記事を書く上で、訪問者のために価値があることはなんなのか、ということを決めた上で、記事を書くといい、ということでしょうか。

相手にとって、どんな情報に価値があるのか。簡単に理解できる解説か、最先端の情報か・・・そこを考えながら書いていけば、おのずと何を強調すべきか見えてくると思います。p168

記事を書き始める前に、誰に向けて記事を書いているのかはっきり認識することで、その人にとって、何が重要か、ということはおのずと決まってくる、ということですね。

そう考えると、記事を書き始める時点で、

この記事は誰のための記事で、
相手に伝えたい役立つ情報は何か?という結論

だけは頭の中にしっかりと、形作った上で記事を書き始めることがいいのでしょうね。

こどもでもわかる

さらに、うなずいたのが、ここ。

子どもに説明するつもりで書くことも、文章力の強化に不可欠です。p182

難しいことを難しく説明するのは簡単です。

本当に頭がいい人は、難しいことを、簡単にこどもでもわかるように、かみくだいて説明できる人のことです。

自分が知っていることであっても、相手は知らない可能性がある。p186

つい、先日も、当然知っていると思っていたことを話していた相手の方が知らなくて、自分の常識は相手の常識ではないんだな、ということを痛感しました。

しかし、ということは、自分が知っていて、他の人が知らないことを、ブログの記事に書けば、それは、人の役に立つ記事、ということになります。

アクセスも稼げて、人の役にも立てて、いいことたっぷり!

儲けようと思うほど、儲からない

そして、やはりここ。

つまり、良い仕事を目的にしている人は、結果として儲かるのです。p201

私は、講演会でよく「金儲けを目的に仕事をする人は、金儲けすらできない」と話しますが、これは事実です。p201

役に立つ記事を書くこと、訪問者の役に立つこと、その対価としてアフィリエイトで報酬を得ること。

サイト運営初心者の方で、アフィリエイトを利用してネットで儲けることを目的として、サイト運営を始める方は多いと思います。

しかし、お金儲けが目的で、サイト運営を初めても、大きな壁にぶち当たることが多いと思います。

たとえ始まりが、おこづかいくらい儲かったらいいな、というものであっても、サイト運営をしていく中で、そこに喜びを見いだし、役に立つ情報を提供するモチベーションを維持できる人は、サイト運営を続けることができるようです。

わたしも、サイト運営にアフィリエイトを利用していますが、その運用で迷った時には、

「これは訪問者の方に役に立つ情報なのか?」

ということを、常に自分に問いかけることにしています。

訪問者の方に役に立たないのであれば、たとえお金が儲かっても、わたしの心は喜ばないので、利用しません。

読む・書く・考えるのまとめ

ということで、小宮一慶さんの本の中から、記憶にねばったものをいくつかピックアップして、サイト運営とからめて考察してみました。

興味のある方は,是非原典の本書にあたってみてください。

タイトルとURLをコピーしました