心の断捨離
引っ越しにともなうスーパー断捨離?を経験した管理人です。
おかげさまで、今までより半分以上狭い賃貸マンションに引っ越しましたが、なんとか、居住空間を確保できています。
といっても、まだまだすっきり暮らせると思うので、さらに断捨離を極めたいと思い、本書を手にとってみました。
やましたひでこさんが、著作の中でなんども繰り返しおっしゃっていますが、断捨離は、ただの片付け術ではありません。
モノと自分の関係を問い直していくことで、最終的には、心を軽やかにして生きていくことにつながります。
実は、もっと難しいことをおっしゃってたような気がしますが、上記は、管理人の理解です。
本書では、通常の断捨離本より一歩踏み込んで、心の断捨離について、書かれています。
キーワードは、
心のブレ
とらわれを捨てる
「不快」を「快」に切り替える
です。
心のメモリを浪費する多すぎるモノ達
今回、引っ越しのために、大がかりな断捨離をして気がついたことがあります。
それは、自分が管理できる以上のものを持つと、負担になる、ということです。
モノが多すぎ、管理できないと、片付かないし、それが、心のどこかで、常にひっかかりを作っています。
今回、引っ越しという大義名分のもとに、ずっと不要だと思い出しながら捨てられなかったものを、実際に捨てたら、どうなったか。
とても、気分がさっぱりしました。
大量のゴミを捨てる時には、もちろんもったいない、ごめんなさい、と心が締め付けられるような気がするときもありました。
捨ててしまったら、困るのではないか、と思って迷いました。
でも、実際に捨ててみると、それほど困ったこともなく、むしろ、いままで後生大事にためこんでいた不要品を管理する手間がなくなったので、その分だけ、心のどこかがリセットされ、すっきりした気分がします。
不要品なのに物を持つことは、心のメモリを無駄に消費していると気がつきました。
パソコンでも、使っていないソフトを無駄に立ち上げておくと、本当に動かしたいソフトがすいすい動きませんよね?
あれと同じことなんじゃないのかな、と思います。
モノの断捨離→心の断捨離
以前管理人は、やましたひでこさんの本は硬派で読みにくいと思っていました。
しかし、そうやって、ためこんでいた不要品の重荷を下ろして、心も軽くなった状態で本書を読んだら、すっと心に入ってきたのです。
うんうん、とうなずきながら、読める感じ?
たくさんモノを持ちすぎると思考力まで、低下するのかもしれません。
本書を読んで、難しいなと思う方がおられたら、もう少し優しい片付けそのものについて解説した断捨離本を読んで、断捨離を実践してみてください。
そうして、心が少し軽くなってから、本書を読むと、すっと心に入ってくる、と思います。
断捨離中級か上級以上の方におすすめです。