周りから一歩抜け出そうと思ったら、人と同じことをしていては、とうてい無理です。
じゃあ、どうやったら、一歩抜け出せるのかというと、一歩抜け出た行動をしている人は、考え方や物の見方がそもそも違うということに、気づくのが大事。
それを知るには、本を読むのが手っ取り早いです。
そういう時に、役に立ちそうなのが、今回読んだ千田琢哉さんの、『30代から輝きたい人が、20代で身につけておきたい「大人の流儀」』です。
趣味の流儀
本書に趣味の流儀という章があるのですが、そこにこんな一節があります。
「趣味は何ですか?」と質問する人は、自分が奴隷であることに、まず気づくこと。
p104
これを読んで、先日の出来事を思い出しました。
久しぶりにサラリーマンの旧友と食事をした時に、自分にどんなご褒美をあげているか?という話になりました。
わたしは、聞かれて、とっさに答えられなかったのです。
わたしも、昔は確か、これをやったらあれ買うとか、自分にご褒美的なことをしていたような記憶があるのですが、そういえば最近そういうこと自体を考えなくなったな、と。
なんでだろう?と考えてみるに、好きなことを仕事にしているので、ご褒美を考える必要がないのです。
仕事=ご褒美なので、毎日ご褒美状態ですから。
好きなことを仕事にして、10年やり続けたら、なるほど、こういう境地にいたることもあるのか、と思いました。
経営者視点を持ちたい人に
本書の視点は、どちらかというと、経営者や自営、フリーランスの人には納得できるものです。
サラリーマンの人が読むと、え?と思うかもしれません。
なので、自営的な考えを身につけたい人、サラリーマンでも自営的な考え方を身につけて、組織の中で異質さを身につけたい人におすすめだと思います。
言われたことをやってお給料もらえたら幸せという人には、向かない本かも。