とても気に入ってるお皿があるんです
結婚した時に、義母からか、母からか、どっちからだったか忘れちゃったんですが、青いお皿をもらいまして。
もう二十年以上気に入って、使っています。
最初は5枚あったのですが、まあ途中割れて、3枚になってしまい、さすがにちょっと不便をきたすようになってしまいました。
ところが、同じようなデザインのものを買おうと思って探しているのですが、なかなか見つからないんですよ。
これは、困った。
あれこれ探して見つからず。
同じ皿を売っていた!
で、この前、本当にたまたま何の気なしに、皿をひっくり返して、銘を見たんですよ。
「其泉」とありました。
で、ネットで検索すると、それらしい有田焼のネットショップが見つかりました。
そして、さらに、お店の中を見てみると・・・
なんと、わたしが20年以上前にもらったものと、全く同じデザインの皿を売ってるではないですか!!
たまげました・・・。
ああ、やっと見つけた。
そのお皿を見つけた時の、わたしの感動と衝撃は言葉ではなかなか言い表せないほど深いものでした。
20年以上同じ皿を作り続けるということ
まさか、同じ皿が手に入るとは、全く思っていませんでした。
だって、わたしがそのお皿をもらったのは、20年以上前なんです。
なんらかのモデルチェンジをしていても、何か似通ったようなものがあればいいなと思ってただけで。
こちらが、実際に届いたそのお皿。
其泉、藍染花地紋取鉢です。
そして、この手に持ってるのが、もう20年以上使っているお皿です。
ね、おんなじでしょう?
もうね、ハートを射抜かれましたよね。
そして、この話しを誰かにしたくなった。
わたしは、お皿とかそういうのに、あまり詳しくないので、知らなかったのですが、佐賀県にある有田焼の賞美堂本店というお店です。
届いたお皿を包装していた包み紙を見ると、東京の帝国ホテルの1階にお店を出しているので、さぞかし名店なのではないかと思います。
それだけのお店であるからこそ、良い物を長く作り続け、販売し続けることが出来るのかもしれません。
同じであり続けることの意味
とかく今の時代は変化することが良いことであるように思われがちですが、変わらないことで、これほどまでに感動できた、ということをどうしても書いておきたくて、記事にしてみました。
変化し続けること。
同じであり続けること。
どちらもそこには覚悟が伴うのではないでしょうか。
同じであり続けるためには、変化する時代を生き抜けるだけの普遍性がなければ、同じではいられないのではないでしょうか。
わたしは今このショップに出会ったばかりなんですが、なんだかとてもワクワクしています。
相手を一撃でファンにしてしまうだけの底力があるすごいお店です。
ものづくりの一つの側面を見た気がします。
ネットショップを運営している人、製造直売をやっている人は、こういうやり方もあるんだな、ということを知って欲しいと思いました。
多分、お皿が欲しくなったら、ここでまた買っちゃうでしょうね。
ぜひ、皆さんもチェックしてみてください。