商品スペックはもういらない!
わたしは、商品レビューのサイトをたくさん運営している方だと思います。
わたしは、もともとレビューというものが好きで、雑誌のモニター企画などは、積極的に応募していた方でした。
それをWebでやったら、集合知として蓄積されるし、誰かが見てくれれば、より励みになるだろうし、楽しいだろうと思ったのがきっかけです。
その前は懸賞マニアで、ひたすらハガキにコメントを書いていたので、それが空しくなってきたってのもありました。
わたしが商品レビューを始めた2005年から数年は、いわゆる職業ライターの人がWebで書いている以外は、レビューをやっている人も少なかったので、とにかく詳しい商品スペックを語っていれば、Googleでも上位に表示され、すごいね、と言われました。
あれから9年、あちらもこちらも、レビュー花盛り。
もはや商品スペックを詳しく語るのは当たり前になりました。
わたしは、基本的に誰かがやってることをやるのは好きではありません。
わたしでない誰かがやってるなら、その人がやればいいわけで、わたしがやる意味がない。
なので、わたしは、商品スペックを語るのはやめたのです。
それはもうわたしがやらなくても、たくさんのほかのサイト運営者の人がやってくれてるから。
コメント欄で交流するのは苦手
では、わたしは、わたしが運営しているサイトで何をしたらいいのか?
いろいろ考えているのですが、その一つが、サイトに訪問した方をもてなすのはどうか、ということです。
例えば、よくあるのは、ブログ記事のコメント欄で交流する、という方法があります。
しかし、わたくし、コメントをもらうは嬉しいですが、一つ一つコメントを返すのは、とてもエネルギーを使って、どう返事していいのかわからず、コメントを返すのが苦手な人間です。
なので、これをやり始めると、大元の記事が書けなくなる恐れがあるので却下。
苦手なことを無理にやることもないのかな、と思っていますが、コメントしたいなーと思ってくださってる方には、申し訳なく思っております。ごめんなさい。
最近は、twitterやFacebookもありますので、そちらでまあ、なんとか・・・。
あなたはサイト訪問者をもてなしているか?
では、わたしは何が得意なのか?
これは、今受けているコーチングの中でわかったことですが、わたしが得意とするのは、1対1のコメント交流よりも、ブログ記事で何かを不特定多数の人に伝えること。
そこにこそ、わたしのフィールドがあるわけです。
であるならば、不得意なところに時間を割くよりも、いっそ、芸術的な領域まで、そこを磨くべきではないのか?
おもてなし、と言える領域までそれらを高めたら、その先に何かが見えるのではないか?
では、そこを磨くには、どうしたらいいのか?
接客業の人の本を読む
そのために、わたしが最近やっているのは、接客業の人の本を読むことです。
もちろん、実際にフィールドワークで、お店へ出かけることも必要かもしれませんが、わたくしどちらかというと引きこもってますし、そうそう売り上げナンバーワンの販売員さんにぶつかるとも限りません。
そうなると、やはり、わたし売ってました!という人の本を読むのが手っ取り早いわけです。
ふつうの販売員を超える接客の秘密 内藤加奈子
ということで、今回読んだのはこの本!
内藤加奈子さんの「ふつうの販売員を超える接客の秘密」。
たくさん付箋紙張りましたわ。
いくつかご紹介すると、
見ただけでどう使うかがわかりやすいように並べておくこと
p35
「この商品は、どの商品と一緒に使うとより魅力が増すかな?」
p46
本当に売れているお店では、どの商品を売れ筋にするのかを、結果論ではなく、売る前から決めている
p67
「これと同じようなものをお持ちでないですか?」
・・・
「こんな感じのもの、きっとお持ちですよね?」
p101
こういった部分をウェブサイトに置き換えることで、ほかの商品スペックだけのサイトと差別化できるんじゃないかと思うんですよね。
売る販売員さんが書いた本はいろいろあって、わたしも見つけるたびに買って読んでますが、人それぞれ方法論があって、おもしろいです。
でも、何冊か読んでいると、やはり共通項のようなものはあるんですよね。
本書も先ほどピックアップしたのは、ほんの一部で、まだまだ役立つところはたくさんあったので、人と違うレビューやウェブサイト運営を目指している方は、ぜひ読んでみてください。
この本もおすすめ。
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