僕らはkobo Touchという電子ブック端末を買うんじゃなくて、世界240万冊のプラットフォームに参加するんだ

今日は、夜テレビでワールドビジネスサテライトで電子書籍特集があるそうです。早速録画予約しました。

なんといっても、koboTouchを予約したばかりなので、興味津々。

この特集でも、わたしの疑問を氷解してくれた、楽天三木谷社長の記者発表のシーンは流れるでしょか?

楽天のkoboTouch速攻で予約した!

速攻で予約! ▶ 電子ブック楽天kobo

わたしは、本が大好きで、家に本がたくさんあります。

この前まで古いけれど広い家を借りていたので、本をたくさん押し入れや本棚につめこんでいたのですが、諸事情で賃貸マンションへ引っ越しました。

そのときに、たくさん本や漫画を売りました。すっきりはしたけれど、寂しい思いでした。

でも、売っても売ってもまた買うので、また狭い新居が本で埋もれつつあります。これはやばい。

なので、電子ブックとか欲しいなと思っていたのですが、いつもはとびつくソニー製品もそのほかの日本メーカーの電子ブックも、なぜか購入に踏み切れませんでした。

そのうち、アマゾンのキンドルの日本語版が出たら買おうと思っていました。

そこへ、コボタッチ発売の衝撃のニュース!速攻で予約しました!

速攻で予約! ▶ 電子ブック楽天kobo

なぜコボタッチなのか?

ほかの日本メーカーの電子ブックリーダーは買うまでにいたらなかったのに、なぜ、コボタッチは、速攻で買ったのだろう?

楽天のkoboTouchを予約してから、ずっと考えていました。

そして、その答えが、楽天三木谷社長のkoboTouch発表記者会見にあったのです。

そのキーワードは、

オープンでグローバルなプラットフォーム

これこそが、わたしがkoboTouchを買った理由だ、とわかったのです。

電子端末を買うんじゃない

日本人はとかく物作りに走りがちです。

それは長所でもあり、短所でもあります。

機能的には非常に高機能な携帯が、世界に出てゆけずに、Apple社のiPhoneに席巻され、ガラケーと呼ばれてしまうようになった経緯はまだわたしたちの記憶に新しいです。

電子ブックも同じです。

電子ブックリーダーを買うとなると、わたしたちは、つい電子ブックリーダーの機能や操作性について注目しがちです。

しかし、電子ブックリーダーを買うということは、電子ブックを読む端末を買うことではありません。それは、巨大な電子ブックという情報空間、巨大なプラットフォームへの参加券を手にすることです。

楽天は本気だ

おそらくわたしが物作りメーカーの電子ブックを買うのにためらった理由はそこにあったと思います。

もちろん電子ブック端末の操作性も大事です。

しかし、一番大事なのは、そのプラットフォームがどれだけ強固で、どれだけ膨大な情報があり、どれだけ先々存続可能であるか、ということではないでしょうか。

楽天三木谷社長はそれを正確に理解していた、とわたしは思います。

楽天市場はそれ自体が巨大なプラットフォームです。

自身がプラットフォームを運営していた楽天は、物作りにとらわれず、すでに完成している巨大な電子書籍事業を買収し、それを日本に持ってきた。

さすがにスタートでは日本語書籍が少ないかもしれません。

しかし、koboTouchは、日本語以外の言語も含めて240万冊以上のタイトルの電子ブックにリーチすることができます。

240万冊! なんという素晴らしい電脳空間!

おそらく英語の書籍も多いでしょう。とても楽しみです。

原書で読んでみたいと思っていた本があるので、ちょうど助かりました。

日本文化の海外へのリーチ

さらに、楽天の戦略はこれだけにとどまりません。

はっきり言葉にしたわけではありませんが、楽天三木谷社長の記者会見発表を見ていると、日本の漫画や書籍を逆に海外へ発信することも想定しているように思います。

日本の漫画は、海外では非常に高い評価を受けているため、おそらく、原書で読んでみたいと思う人は多いのではないでしょうか。

koboのネットワークに参加することで、日本の出版社は海外へのネットワークを手にすることができる可能性があります。

それは、つまり、市場が広がる、ということです。

出版業界はここが正念場だ

ながらく、日本の出版業界は電子ブックをめぐって混迷を極めていましたが、そろそろ積極的に電子ブックに向き合ってみてはどうでしょうか。

自炊だって、自分でするのは大変です。 出版業界が、きちんと世界標準規格にのっとって、電子データを販売してくれれば、自炊なんてめんどくさいことをせずに電子ブックを買いますよ。

アマゾンのキンドル日本発売も間近に迫っているようですし。

その点、いちはやく、世界規格「EPUB(イーパブ)」の日本語対応を見越し、その電子端末を日本へ持ってきた楽天は先見の明があるようにわたしには思えます。

koboTouch予約中!

これで、koboTouchの実機が手元に来て、ツカエネーなんてことになったら笑えますが、すでに、全世界で展開している実績があるので、そこそこ使える電子ブック端末なのではないか、と予想しています。

まあ、失敗したら、キンドルを買うだけです。

端末はいずれ、バージョンアップでよくなっていく可能性はありますが、参加するプラットフォームはよくよく考えた方がいいと思います。

わたしはkoboTouchで世界240万冊という巨大な電子書籍情報プラットフォームに参加します。

さて、あなたは何を選びますか?

タイトルとURLをコピーしました