自分で自腹を切って使いたいほどの商品なのか?

人と比べないで生きていけ

千田琢哉さんの本に「毎日本屋へ行け!」と書いてあるので、とりあえず、可能な限り本屋へ行っております。

で、千田さんの新刊見つけたので買いました。

「人と比べないで生きていけ」。

今回は直接的に、サイト運営に即応用できる系の話しは少なめで、仕事やライフスタイルに関する姿勢みたいな感じの話が多かったです。

自分でも自腹を切って使いたいと思うほどの商品だろうか?

が、その中でも、うんうんとうなずいたのがp146の項目33。

媚びる営業マンは、自分が提供するサービスの価値よりも多くのお金をお客様からもらおうと考えている。

本当に素晴らしい商品であれば、営業マン自身がその商品のヘビーユーザーでなければおかしい。

あなたは自分が提供しているサービスを自分でも率先して買うだろうか。

これを自社の、あるいは自分が紹介しているサービスや商品にあてはめてみるとどうなるか。

たとえば、ウェブで商品を紹介して手数料をもらうようなシステムを利用している時に、よくやらかすのが、ちょっとだけ使っておすすめです、というやつ。

こんな商品があるので、気になる、使ってみたい、というのはわかります。

たとえばモニター用の商品を使ってみた。おすすめだと思った。それもわかります。

こんな風に思った、と書くことについては、わたしは問題はないと思います。そう思ったんですから。

が、しかし、それが売上につながるかというと、そこには大きな超えられない壁があるんじゃないのかな、と。

モニター提供を受けるほどの実力がある、というブランド力は自分にプラスされると思いますが、あの人が使っている商品をわたしも使いたいというファン心理や、専門家としてのステータスがなければ、使ってみた、よかった、という記事を読んで即購入にいたるのではないと思うんですよね。

なにものでもない誰かが何かの商品を売ろうとするとき、判断基準になるのは、

あなた、それ自分で自腹切って使ってますか?

ということだと思うんですよね。

最近は猫も杓子もレビュー、レビューで、レビュー記事花盛りです。

このレビュー記事が紹介システムを利用しているなら、読む側の人間は商品紹介記事にはその商品を売りたいというバイアスがかかっていることを念頭に置いて読む必要があるし。

書く側の人間はそれをふまえて、じゃあ、本当に良い商品の良さを伝えていくためには、どうしたらいいのか、というとろこまで踏み込んで考えないといけなくなってきているんじゃないかと思いました。

千田さんの本の内容とはかけはなれてしまいましたが、本を読んでそう思ったので、自戒もこめて、備忘録です。

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