弁護士木山泰嗣さんが書いたハンコの入門中の入門編「弁護士が教える本当は怖いハンコの話」を読み終えました。
大体知っている内容でしたが、あやふやな部分もあったので、補強できて、良かったです。
管理人は普段から契約書などは、一般の人に比べると、わざわざじっくり読む方なのですが、ふだんハンコを押す時に、契約書なんて読まないよ、という方は、この本を読んでおいた方がよいかもしれません。
気軽になった連帯保証人や、名前だけ貸してくれと親族に頼まれた会社の取締役などになるために、ハンコを押すことが、どういう事態を招く可能性があるか、ということがすでにわかっている方は、本書を読む必要はないかもしれませんが、それって何?、名義を貸すだけなのに何かあるの?という風に考えている方は、是非本書を読みましょう。
法律の解説書は、そもそも法律事態が難解であったりして、わざとわけがわからないように書いてあるのではなかろうか?と疑いたくなることもありますが、本書は入門中の入門編と銘打つだけあって、たいへんわかりやすいですね。
特に、第五章では、起こりそうなトラブルを小説仕立てでストーリー風にしてあるので、法律は嫌い、という方でも、比較的抵抗感なく読めるのではないでしょうか。
普段なにげなく、何も考えずにハンコを押している方は、ハンコを押すことのリスクを知るために、是非本書を読んでみてください。