脳機能学者苫米地英人さんの「苫米地式「幸せ脳」の作り方」を読みました。
本書のテーマは、誰でも簡単にできる「幸せ脳」の作り方、だそうです。
「幸せ」とは、幻想でしかない、という本書の帯を読むと、一体何のこと?、と思う方も多いでしょう。
一方、学生の頃に、哲学などにはまって、
デカルトの「我思う、ゆえに我あり」
荘子の胡蝶の夢
などについて、考えたことがある方なら、案外すんなり納得できる内容なのではないか、と思います。
今風に言うなら、もしかすると、この世界は映画「マトリクス」のような世界なのかもしれないし、そうではないかもしれない、が、わたしたちにそれを知るすべはない、ということだと思います。
わたし達の現実は、脳内の情報でしかない。
脳内の情報=幻想、ということでしょうか。
ということは、幸せになりたかったら、幸せな幻想をすればいいのだ。
ざっくり言ってしまうとそんな感じです。
ただ、幸せな幻想と一口に言っても、やり方がわからなかったり、どういうものが幸せな幻想かわからなかったりするので、そこを懇切丁寧に解説した本。
ざっくりまとめてしまうと、そんな感じです。
自分は幸せではない、と感じている人は、現在の考え方にカツを入れるつもりで、読んでみてもいいかもしれないですね。