千田琢哉さんの「一生イノベーションを起こしつづけるビジネスパーソンになるために20代で身につけたい読書の技法」を読みました。
千田式70の読書のルールと技術がまとめてあります。
ちなみに、千田さんの本には20代とよく銘打ってありますが、それ以外の年代でも十分楽しめる内容です。
いくつか、なるほどと思った点をピックアップしてみます。
読書しない人は40代以降が悲惨
以前、書いた記事で、
▶ ネタはネットに落ちてるんじゃない!現場に落ちてるんだ!|初心者のためのサイトネタの見つけ方その1
ブログのネタは自分でリアルに経験することが大事だ、というような内容を書きました。
それに相反するようですが、やはり自分の経験だけではだめなのです。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」というようなことわざもありますが、成長のためには、自分の経験に加えて、読書で様々な経験をバーチャルに体験することが必要です。
読書しない人は40代以降が悲惨
と、千田さんもぶったぎっています。
以前、苫米地英人さんの本を読んだ時に、大量に読書したその出力をどうするか、という時に、「人格から出力しろ」とあって、なるほどと思ったのですが、千田さんも同じようなことを言っています。
膨大な言葉のシャワーを浴びておけば、あなたに必要な言葉だけが潜在意識にストックされ続ける。
わたしも体験がありますが、そうして、ストックされた言葉は、何かを体験した際に、ふわっと意識にのぼってきます。
ああ、なるほど、このことか、と思うんですよね。
本を捨てる
千田氏はかなりの読書家のようですが、膨大な本をいったいどうしてるのだろう?と思っていました。
今回、「本を捨てる」という章があって、興味津々で読んでみると・・・
1年触れなかった分はまとめて処分
と、ありました。
さらに、
本を捨てた分だけ、年収に反映される。
とあり、え?そうなの?とびっくり。
読書家にとって、蔵書の管理というのは悩みの種です。
わたしも、前一軒家に住んでいた時は、本が大量にあって、そのパワーに押しつぶされそうでした。
本ってそこにあるだけで、なんか気を発してますよね。
引っ越しを機に、読み終わったものや、読んでないけどもう読まないだろうな、と思う本を大量に処分しました。
本を捨ててしまうことは、身を切るように辛くて、本がなくなったらさぞかし寂しいだろうな、と思ったのですが、実際処分してみると、かなり気持ち的にすっきりしました。
本にも賞味期限があるんですね。
それ以降、もういいかな、と思った本は、古くならないうちに処分しています。
そうすると、本棚が空いて、また新しい本を買って読みたくなり、元気も出ますね。
本を書く
さらに、将来本を出したいなあ、と思っている人は、第5章をチェック!
マニュアル的なものではありませんが、千田流著者の仲間入りのポイントみたいなところが書いてあって、興味深いです。
読書の技法まとめ
わたしも読書が好きなので、うんうんそうだよね、とうなづきながら読めました。
あと、出版ということも視野に入れたいなと思いました。
読書初心者の人や、読書が大好きでたまらない人におすすめ。