脳機能学者苫米地英人氏の「あなたは常識に洗脳されている」を読みました。
なかなかおもしろかったです。
盲点を外す
苫米地氏の本では、よくスコトーマ「盲点」について、語られます。
脳というのは、フルパワーで働くと、とてもたくさんのエネルギーを使うので、適当に手抜きして、すでに認識しているところは、考えるのを省略してしまうような機能になっているようです。
それが、盲点なわけですが。
だからこそ、盲点をはずすことで、今まで見えなかったものが、見えてくる、
新たな視点を手に入れることができる、というのが、苫米地氏のこれまでの主張であると、氏の本を読んだ管理人は理解しています。
常識という洗脳
といっても、では一体どんなことが盲点なのか、ということを、世間一般に考えられている常識を使って、実際に盲点をはずしてみよう、というのが、本書の意図かと思っています。
検証されている常識は9つ。
いずれも、一般的に常識として知られていることばかりです。
ただ、気にとめておきたいことは、こうして本書に書かれていることを、そのまま、信じていては、常識に洗脳されているのと、なんら変わりがないわけです。
そこは、スコトーマが外れた人ならば、一次情報に当たってみるとか、広い視野で、自分なりに情報を咀嚼して解釈してみるとかは、したいところです。
とりあえず、現在の自分のものの見方を揺り動かし、新たな視点を手に入れたいと思う方は、読んでみるとよいと思います。