脳機能学者の苫米地英人氏の「すごいリーダーは「脳」がちがう」を読了。
ビジネス書によくあるリーダー論とは一味もふた味も違うリーダー論でした。
おもしろかった!
リーダーとは?
まず、リーダーの定義ですが、
リーダーとは、ゴールをリアルに認識し、それをすべてのメンバーと強く共有できる人
と、定義されています。
ここらあたりから、すでになんかほかのリーダー本とは違う気がします。
リーダーになるための条件
そして、リーダーになるための条件が、
- 情報収集能力
- 同調能力
- 責任能力
の3つを持っていることです。
なかでも、本書では、二つ目の同調能力について、紙面の大半を割いて説明しています。
同調といっても、自分を相手にあわせるのではなくて、相手が、自然と自分と同じ目標を持つように影響を与える、ということです。
ただ、ここらあたりの話しになってくると、われわれが、外界をいかに認識しているかという、科学的でありかつ哲学的にも思えるものの見方が必要となってきます。
ふだん、そんなこと考えたこともないよ、という方には、トンデモ本に見えてしまう恐れも。
先に紹介した洗脳力あたりが、われわれがいかに外界を認識しているか、というあたりは詳しく書かれているので、そちらを先に読んだ方が、本書の内容は頭に入りやすいかもしれないですね。
ポイントとなるキーワードは、
臨場感空間
ホメオスタシス
仮想空間とのフィードバック
プラーナ
あたりです。
すごいリーダーになりたい方
人の心をつかみたい方
一目置かれる存在になりたい方
真のリーダーになりたい方
は、是非、本書を読んでみてください。