なかなか刺激的なタイトルの苫米地氏の「洗脳力」という本を読みました。
ざっくり言ってしまうと、脳科学を駆使して、自分の夢をかなえる、みたいな?
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現実とはバーチャルリアリティ
この本、なかなか使える本だな、と思ったのは、現実世界についての認識が優れているから。
冒頭で
世界とは自分が認識したもののことである
と、喝破。
まさにそのとおりですよね。
わたし達人間は、自分の感覚器官を通じて、外界を認識しています。
しかし、それは、感覚器官からの信号を脳が再構築したバーチャルリアリティであって、実際にそうなのかどうか、というのは、恐らく未来永劫知りようがないわけです。
もしかすると、信号が送られているだけで、現実世界は存在しないのかもしれない。
映画のマトリクスみたいにね。
そして、仮に現実世界が存在するとしても、人間はそれぞれ異なる器官で外界を認識しているわけですから、お互いのバーチャルリアリティが同じものであるかどうかは、永久にわからないわけです。
人間って孤独だよな。
だからこそ、つながりあおうとするのだと思いますが。
普段からそう思っていますが、あまり力説すると、SF変人オタクだというのがばれて、ほかの話も聞いてもらえなくなりそうなので、めったにそんな話はしませんが、苫米地英人さんが、本書で同じようなことを書いてあってなんか嬉しかったかも。
そして、さらにそれを押しすすめて、
世界とは情報である
というのを読んだ時は、参りましたと、思いました。
そして、本書の手法を実践していく上でこの認識が大変重要になってきます。
時間は未来から過去へ
そして、苫米地さんの本ではたびたび出てくる、時間な未来から過去へ流れるという話し。
確か、斉藤一人さんも、同じようなことを著書で書いておられたと思います。
過去は変えられる、と。
ニセの夢と本当の夢
そして、本書では夢をかなえるためのやり方が書かれているわけですが、夢にもニセの夢と本当の夢がある、と。
で、世に出回っている多くの成功本は、ニセの夢をかなえる方法でしかない、ということでした。
ニセの夢をかなえるやり方も、本当の夢をかなえるやり方も両方掲載されていますが、できれば読者には、本当の夢をかなえて欲しいというのが、著者の主張です。
実際にどんなやり方で夢をかなえるか、という方法は、詳しくは本書を読んでみていただければと思います。
既存の言葉で言い換えると、具体的に何かこれをやる、というのがあってそれをやるというより、意識改革?に重点を置いているような感じです。
とても、おもしろくて、参考になりました。
叶えたい夢がある方は、是非参考にしてみてください。