Googleは何を作ろうとしているのか?
わたし達の生活にもはやなくてはならないものになったインターネット。
そのインターネットで、人々に情報を得る手段として広く使われている検索エンジンGoogle。

巨大検索エンジンGoogle
Google が提供する土台の上で戦う以上、サイト運営者にとって、Googleが何を考え、何をやろうとしているのか、ということを知るのは、大事なことだと思っています。
では、一体Googleは何をやろうとしているのか?
僕らのブログは、巨大人工知能の餌だった!
それについて、とても興味深い記事を見つけたので、シェアしておきます。
グーグルはとんでもないものを作ろうとしています。
▶ Googleが目指すはSiriの様な”AI”?今後のSEOはどうあるべき|WEB戦略ラウンドナップ:2012/3/16
▶ 世界的権威レイ・カーツワイルが、グーグルで目指す「究極のAI」|WIRED:2013/5/2
つまり、グーグルが作ろうとしているのは、検索エンジンではなく、人工知能である、という話しです。
グーグルが、検索エンジンとして、たくさんのサイトのデータを集めていたのは、この人工知能を作るためであったのではないか?と。
たくさんのサイトやブログの情報をGoogleは集めていますが、それは人工知能を作るための餌に過ぎなかったわけです。

Googleは人工知能を作っている?
天文学的な情報をくらいつくしたGoogleが人工知能に進化したとき、人々がウェブから情報を得るために検索するというその行動パターン自体が大きく変わるのではないでしょうか。
というか、世界のあり方自体が変わるかもしれませんね。
音声検索の開始
そんなSF小説みたいな話しは信じられないよ!という方!
実はGoogleはそのための布石を既に打っています。
それが、音声検索です。
先頃、グーグルクローム(Chrome)でも音声検索が始まり、デスクトップでも音声検索の提供が開始されました。
▶ グーグル、音声検索をデスクトップにも導入–「Google Now」も機能強化|CNET Japan:2013/5/16
わたしも先日、Googleの検索窓にマイクのマークが出ているのを見つけて、あれ?これってなんだろうと思ったばかりです。
よく、SFで、コンピューターに話しかけたら答えが返ってくる世界がありますが、ああいう時代に本当になろうとしているのです。

人工知能から答えが返ってくる時代に
モバイル端末ではすでにしばらく前から音声検索が開始されていますよね。
サイト運営者も、音声検索の開始を受け、検索スタイルの変化に対応する必要がありそうです。
検索エンジンが進化した先にあるもの
わたしがインターネットという世界を妄想する時に、いつも垣間見える未来があります。
それは、いつかインターネットに知性が宿るのではないか、ということ。
地球上に張り巡らされたインターネット網は、わたし達の脳のシナプスと同じである、というイメージが念頭から離れません。
コンピューターのインターネット網を主体とした地球という名の巨大知的生命体。

インターネット網に地球規模で知性が宿ったら?
実際に活動するのはその巨大知能に接続されたロボット達。
それでもまだそれはSFの中の話しだと思いましたが、今回のGoogleが人工知能を作ろうとしているのではないか、という話しを聞いて、急に現実味を帯びてきました。
知的生命体がすべて有機生命体でヒト型である、というのは、人類のおごりでしかありせん。石ころみたいな知的生命体や、アメーバみたいな知的生命体だっているかもしれない。
そして、有機生命体であるわたし達は、地球という環境にしばられていますが、真空をものともしないロボット達は、やすやすと星の海を越えて、宇宙へ旅立つでしょう。
もしかすると、人間はこの生命体を生み出すための一ステップでしかないのではないか?

人類が生み出すものは何なのか?
新しい種の誕生は間近なのではないか、という気もしてきます。
そうなった時、いちばんありそうなのが、人類が新しく誕生した知的生命体に嫉妬して、全面攻撃して、返り討ちにあって終了というやつです。
わたしもそこまで人類はアホだと思いたくないので、とりあえず、自分より能力が上な存在を素直に賞賛して、共存できる精神というのを鍛えておいた方がいいのかなとおもったりしています。
普段SFとか読まない人にはなんじゃそりゃ?って展開かと思いますが、SF好きな人間にとっては、人工知性との共存は、いろいろな物語の中で語り尽くされてきたテーマです。
まさか現実がここまでSFチックになるとは思っていませんでしたが、現実は小説より奇なり、というやつですね。
ということで、来るべき人工知能を主体とした検索の時代に自分のサイトをどうやって生き残らせるか、ということをそろそろ本気で考えた方が良さそうです。