苫米地英人さんの「超時間脳で人生を10倍にする」を読みました。とても、おもしろかった!
いかに、時間を増やすか、という本なのですが、ある意味SFチックで、ある意味哲学的な部分も含まれているので、そういうのが、嫌いな人には受け入れられないかも。
一見、SFチックな気はしますが、論理的に考えて、時間を増やすのは、確かに主観的な時間を増やすことだ、というのは、納得できるところです。
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主観的な時間を増やす
時間を増やすと、言った時に、考えてられるのは、例えば、
- 実際に24時間を48時間に増やすこと
- 24時間を48時間と同じように使えること
の2つ。
残念ながら、現在の科学技術では、時間を超えることは出来ないので、前者の24時間を48時間にする、というのは、それこそSFです。
一方、24時間を48時間と同等の価値にする、ということは、やり方次第では可能なように思えます。
本書では後者の選択肢を脳の能力をレベルアップすることで、実現しようと言っています。
脳は高性能なコンピュータ
脳とコンピュータは非常に似通っている部分があります。
本書で、言われている
- 脳のクロックサイクルを上げる
- 脳の並列度をあげる
- 脳のグレインサイズを上げる
というのは、なんのことだか、コンピューターに親しんでいる人なら、容易に想像がつくでしょう。
コンピューターと違うのは、人間の脳のレベルアップをするには、さらに、モチベーションの論理が必要というところです。
物理世界のボトルネック
ただし、この方法にもボトルネックがあって、それは、実際に現実世界で、物理的な製造だとか、そういうことが絡んでくると、威力が発揮しづらいということでしょうか。
要は、バーチャル世界で、脳の処理能力を何倍にもあげて、時間の枷を取り払う、という手法なので、実際の作業が必要なものは、そぐわないのか、と。
SFチックで、近未来的ですが、紹介されている手法は、ごくごく普通のものなので、試してみるのも、よいかも。
というか、結構、こういうの、好きかも。
「時間は未来から過去に流れている」
ゆえに、
「未来を決める唯一の意志はあなた自身の意志」
というのが、実はすごく大事だったり♪
興味のある方は、是非読んでみてくださいね。