千田琢哉を読みたくなる時
時々、むしょうに千田琢哉さんの本が読みたくなることがあります。
千田さんの本はね、心の奥の方にぐっと届くんですよね。
テンション上がってる時は、いろんなことを、がーっと頑張ってますが、時々ふと立ち止まった時に読みたくなるんです。
もう、なんというか、心をわしづかみにされる感じでね。
ぎゅうぎゅうと絞られるというか、胸がきゅんきゅんするというか。
すごいなあ、と。
わたしもこんな、誰かを元気にできる文章が書けたらいいな、と心から思います。
ありのままの自分を認めること
さて、今回は、「「どうせ変われない」とあなたが思うのは、「ありのままの自分」を受け容れたくないからだ」という本を読みました。
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楽天Kobo電子書籍ストア ▶ 「どうせ変われない」とあなたが思うのは、「ありのままの自分」
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本書では、どうしたら強くなれるか?
という読者の質問に、千田琢哉さんがひたすら答えていきます。
それは、とりあえず、ありのままの自分を愛することだ、という答えに集約されるわけですが、ただそれでは、なんのこっちゃ?という人も多いので、その質問と答えの間をつなぐたくさんの事例をあげている、ということでしょうか。
人間は社会的な存在です。
衣食住が満たされれば、今度は、誰かに認めて欲しい、誰かに愛されたいという欲求を持つようになります。
しかし、誰かに認めて欲しいと思い、誰かに認めてもらっても、思ったような満足感が得られないことがあります。
それは、なぜかというと、ほかならない自分が自分を認めていないからです。
自分で自分を認めていなければ、自分で自分の存在を許していなければ、例え誰かが自分の存在を認めてくれても、それを信じることができない。
そうすると、いくら誰かが君はすごいね!と言ってくれても、けなされているとか、からかわれているとか、お世辞だ、くらいにしか思えない。
自己評価が非常に低い状態です。
実は、自信を持つために必要なのは、他の誰かに認められることではなく、他ならぬ自分が自分を認めること、それにつきると思います。
自分の人生を生きる
さらに言えば、自分が生きる意味も自分で決めればいいのです。
青い鳥と同じで、ほかを探すから、見つからない。
自分探しに出かけるから、見つからない。
自分が生きることの答えは自分の中にしかないのです。
ほかの誰かに聞いた答えを自分の答えにして、それで満足ですか?
まあ、社会的に大迷惑になるようなことは、やめておいた方がいいと思いますが、基本、答えは自分の中にある。
自分の中に自分の答えを、碇を、人生の指針を持つことができれば、世界はずっと生きやすくなることでしょう。
たとえこの世界が幻であったとしても、自分が生きる意味に変わりはなくなるはずです。
そこまで自分を認めることができれば、「どうしたら強くなれますか」という問いを発することもなくなるはずです。
とりあえず、周りの評価が気になってたまらない人は、本書を読んでみるとよいと思いますよ。
前より強い自分になれると思います。