負けない技術
友達におもしろいよ、とオススメされた本を読んでみました。
著者が、麻雀界では有名な方らしいのですが、でも管理人はギャンブルはやらないから、どうしよう、おもしろいのかな?と思いつつ読んだのですが、これがものすごくおもしろかった。
良質なビジネス書に匹敵するおもしろさでした。
やはり修羅場をくぐりぬけた方の言葉というのは、共通していることも多いし、重みがありますね。
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負けないためのポイント
著者は、現在は、麻雀を通じて人間力を鍛える雀鬼会というのを主催されています。
さらにその前は、なかなか激しい勝負の世界に身を置かれていたようです。
本書は、負けない技術についての本ですが、負けない技術は、勝ち続ける技術とは違うというところが、まずポイント。
負けないで人生を終えることは出来るかもしれないが、勝ち続けたまま、人生を終えることは出来ないと著者は書いています。
で、負けないためには、どんなことが大事か、ということが、たくさん書かれていますので、自分のビジネスを立ち上げたい方は、是非読んでみて欲しいと思います。
確証のない世界
印象的だったのは、大前研一氏と同じことを書いてあった箇所。
この世に生きているかぎり、確証などどこにも存在しない。それなのに現代人は確証があると思って生きている。だから弱くなる。
この世界は答のない世界であること、ということは大前研一氏も何度もその著書の中で何度も記していることです。
これは、現在の学校教育の弊害かもしれませんが、全てに答えがあると考えてしまうことが、現在の日本人の弱点の一つかもしれません。
だから、安易にマニュアルを求めてしまう。
学校で教えていることも、本当はあくまで仮説でしかないことが多いのです。
この世の中に確かなことなど何もない、と肝に銘じ、その不確かな不安に耐えていくしかありません。
また、楽勝を求める危険について。
自分を加害者として、考える、など、今の日本が抱える各種の問題点を解決出来そうな視点もたくさん盛り込まれています。
良質なビジネス書に匹敵する
こう書くと、なにやらお堅い文章なのかと思われるかもしれませんが、本文は、大変わかりやすく、書かれてあり、とても読みやすく、おもしろいです。
ビジネス書ではありませんが、ビジネスに役立つ考え方がたくさん盛り込まれています。
しかし、ビジネス用には書かれてないので、それを、どう読み取り、生かすことが出来るか、というのは、読者側の力量でしょう。
我こそは!と思う方は、是非読んでみてください!
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