60色のパステルペンシルが買えなかった

最近また、アナログで絵を描くのにはまっています。

元々鉛筆で絵を描くのが好きなので、その持ち味を生かしつつカラー化するには、ということで、パステル画をやってみることにしました。

パステルと言っても、短いクレヨンのようなのや、粉タイプのものは、粉が飛んで汚れるから嫌だなと思って、躊躇していたのですが……

鉛筆タイプのパステルペンシルというのがある、というのを知り、一番使い勝手が良さそうなのを買いました。

買ったのは、スタビロのカーブオテロ。

本当は、一番色数の多い60色セットが欲しかったのですが、これが一万円以上コース。大変お高い。

なんせ、継続して使うかどうかもわかりませんので、それだけのお金を投資する勇気はありませんでした。

精一杯頑張って24色を買いました。

中古の78色パステルペンシルが買えなくて

実際に届いたパステルペンシルで描いてみると、これがかなり楽しい。

鉛筆よりも、もう少しひっかかりのある描き味が気持ちよく、さらに発色が綺麗。

しばらく描いたあと、新しく始めたメルカリで、同じスタビロのカーブオテロのパステルペンシル78色セットが中古で出品されているのを見つけました。

ただの中古ではありません。今はすでに販売してない色が入っています。見ているだけで、美しいグラデーション。喉から手が出るほど欲しい。

8800円。今のわたしには、いいお値段です。

欲しいけど、今は買えない気がして、悶々としていました。

ちょうど、申し込んだ展示即売用のミニ原画をパステルペンシルで描き始め、ますますパステルペンシルへの熱は加速します。

そうすると、描きたいと思った時に、そこにちょうどいい色がないのです。24色では限界がある、と思った瞬間でした。

もちろん24色でも描けます。

でも、もっと細かい色を足したいと思ったのです。

パステルペンシルが買えますようにとお願いしてみた

ああ……あの78色のパステルペンシルがあったらいいのに。

そう思って、お願いしました。

どうか、あれを買うだけのお金をください。

すると、驚くことに、そのすぐ後に、もっと本格的な作品を作る機会が訪れたのです。

わたしは思いました。

あの78色のパステルペンシルを買わなくちゃ!

しかし、手元にあれを買う用のお金はありません。

数日悩んだ末、えいっ!と買ってしまいました。

自分が自分に許可を与えてなかった

買っちゃった!うぇーい!

と、しばらくハイでしたが、そのあと、落ち着いた時に思ったのです。

わたしは、随分イケイケドンドンでやってるつもりでしたが、まだまだ自分にOKを出してなかったな、と。

わたしが最初に78色のパステルペンシルを買えなかったのは、お金がないからと理由をつけましたが、わたしにとって、それが分不相応なものだと、心の底では思っていたからだと気がつきました。

わたし自身が、あれを持つことを、自分に許可してなかった。

なーんだ、と笑ってしまいました。

本当に世界はうまくできている。

パステルペンシルを買うお金をくださいとお願いして得たものは、それを使いこなせるだけの理由と自信でした。

絵描きとしての自覚を持ちます

何もわからないところを進んでいくのは、正直どうなるかわからない怖さもあります。

ですが、今ここで、絵を描いて、世界を見つめようとしている瞬間、自分はすでに幸せなので、もうそれでいいんじゃないかと思っています。

あとは、たくさん絵を描いて、見た人が幸せな気持ちになってくれたり、心の奥に火をともしてくれたらいい。

もちろん、絵を描き続けるためには、それで生計を立てるのが一番の近道なので、絵描きとしての自覚を持とうと思います。お金もがっつり稼ぐつもりでいきます。

どうなるかわかりませんが、今回の78色のパステルペンシルのおかげで、わたしの中に今までとは違う何かが生まれました。

多分それが、わたしの絵描きとしての意識が産声を上げた瞬間だったと思います。

まだ描き始めて一年だから、と言うのは、ネタにする時以外はもうやめにします。

自らのアイデンティティを絵描きに書き換えて、自覚を持って絵を描いていこうと思います。