鳥原隆志さんの「インバスケット思考」という本を読みました。

パッと見た目、固い本なのかなと思ったら、小説っぽいものも織り交ぜながら、インバスケット思考のさわりを体験できるとてもおもしろい本でした。

これって、もしドラみたいな萌え系カバーにしたら、ブレイクするんじゃないかなあ、と思ったり。

インバスケットとは?

さて、「インバスケット」って、何?ということですが・・・

本書冒頭から引用しますと

「インバスケット」は、1950年代にアメリカ空軍で生まれたトレーニングツールで、制限時間内に架空の役職・人物になりきり、多くの未処理案件の処理をおこなうビジネスゲームです。

と、なっています。シミュレーションゲームの一種ですかね。

現在、日本でも大手企業の多くが、教育や選抜用に使っているようです。

本書では、本書を読みながら、自分でも問題の解決法を考えることで、このインバスケットを体験できるようになっています。いわば、インバスケットのお試し版のような感じでしょうか。

60分で20の案件を処理

本書では、経営不振のケーキ屋たまの東京中央店店長に抜擢された、若干23歳の青山みあになりきって、トラブルに対応します。

インバスケットでは、このなりきって対応する、ということが、非常に重要みたいです。シチュエーションに臨場感をもって、のぞむためでしょうか。

店長就任後、翌日からは海外研修に出かけるので、案件の処理にさける時間はわずか60分。

この60分で、20の案件を処理します。

直感的判断、論理的思考力、時間的制約

実際に、管理人も、青山みあになりきって、案件を処理してみましたが、とてもおもしろかった!!

いや、おもしろかった、って言ってる時点であれかもしれませんが、なんていうんですが、臨場感がありますねえ、これは。

今回は、60分という時間の制約はかけずに読んでいきましたが、自分が店長になりきって、トラブルに対処しようとすると、普段見えないものが見えてくる感じです。

さらに、実際に起きそうな問題に対処することで、なるほど、店長に必要なのは、そういう物の見方なのか、ということも、改めて確認できます。

架空の失敗をすることで、学ぶことができる感じです。

60分という時間制約があるという設定なので、1つの案件にだらだらとかかわっていては、20の案件をさばくことはできません。

なので、論理的かつ直感的に、瞬時に判断をくだしていくことが求められます。

本書を読んだだけでも、これはかなり使えるトレーニングなのではないか、という気がしました。

将来、経営者を目指す人は、読んでおいて損はないと思います。

インバスケット思考の本は、ほかにもいろいろ出版されているようなので、さらに類書にあたってみようと思います。

いやあ、これおもしろいわ。