勉強しろという前に脳の仕組みを知る

こども二人大学に入れて、もう子育てはほぼ終わったのですが、最近ちょっと脳の仕組みとか働きに興味があるので、読んでみました。

「子どもが勉強好きになる子育て」です。

こどもが勉強しないと嘆く親御さんも多いと思いますが、とりあえず、効率良く学習するために、脳の仕組みを理解しておくことは、こどもの勉強のみならず、自分の仕事のパフォーマンスをあげるにも、有効だと思います。

一石二鳥なところを狙えるということで、脳の仕組みについて本などを読むことは、役に立つでしょう。

「勉強しろ!」とやみくもに言う前に、どうすれば勉強のパフォーマンスが上がるのかという脳の仕組みを理解する方が、最初は面倒くさいかもしれませんが、最終的にはよっぽど効率的ではないかとわたしは思います。

本書では、学習に関連した脳の働きを様々な角度から、わかりやすく身近な例で解説してあり、実践に移しやすいこどもの脳の取扱説明書だと思います。

こどもに向きあうのは、確かにいろいろ面倒くさいこともあるかもしれません。

しかし、こどもの勉強を誰かにお任せするのと、自分から関わっていくのとでは、やはり違いが出るだろうなと、自分の子育てを通じて思いました。

それは、直接勉強の内容を教えるということではなく、こどもの脳のパフォーマンスをあげやすいようにサポートする、という意味においてです。

ということで、こどもに勉強しろという前に、親が勉強しないと話しにならないんじゃないかな、と、本書を読んで思いました。

まあ、それが忙しかったり、しんどかったり、勉強嫌いだったりで、なかなかできなかったりするんですけどね。

しかも、それが自分自身を見つめる作業になったりして、自分が勉強嫌いだという自覚がある人にはますますきついんじゃないかな、と。

だから、それだからこそ、やったら違いが出てくるかもしれませんね。

慣れのプロセスでの凡人と一流の前頭葉の活性化の違い

また、最後の凡人と一流では、慣れてきた作業に対する前頭葉(46野、10野)の活性が違うというのがとても興味深かったです。

最近、自分が新しいことに挑戦しているので、ここは特に納得できました。

新しいことに挑戦すると、情報を全部意識にあげてくるので、脳が活性化しているのが実感できます。それに慣れてくると、ルーチン化して、パフォーマンスは上がってくるのですが、回路ができあがってしまうので、新しい刺激を意識にあげにくくなってきます。

それにより、見落としがかなり出てきている感じが、実感としてありました。

それが、一流の人は、普通の人ならルーチン化へ向かい、鎮静化してしまう前頭葉が、一部活性化していたそうなのです。

ところが、確かに前頭葉全体では速やかな沈静化が起きたものの、ワーキングメモリの中核部位である前頭葉46野は局所的に活性化していたのです。(p269)

つまり、ここに、パフォーマンスを劇的にあげ、維持する秘密が隠されているような気がするのです。

つまり、慣れてしまった作業でも、いかに前頭葉の活性化を維持できるかが、仕事でキレのある成果をあげることにもつながっていくことになるのではないでしょうか。

10年間同じ仕事をしてきて、仕事に慣れてしまっている自分がいたので、ここは特に大事な部分だと思いました。

とても重要な情報のような気がするので、引き続き、脳の仕組みについて、本を読んで知識を蓄積していき、実践できるものは実践していこうと思います。