タイトルが気になったので、『「IT断食」のすすめ』という本を読んでみました。

本書はITを使えば、なんでも業績が良くなる、という幻想を打ち砕く本です。

ITを導入しているのに、前より忙しくなったような気がする、前より関係ない仕事が増えたような気がする。という自覚症状がある会社の方は、ぜひ本書を読んで、何が問題なのか自覚していただきたいと思います。

確かにIT は、作業を効率化できるすごい道具ですが、それを使いこなすのはやはり人間なので、IT さえ導入すれば何もかもうまくいく、というのは幻想にしか過ぎないのでしょう。

今まで会社の構成は、仕事をする2割・中間の6割・仕事をしない2割だったそうです。

それが、IT 中毒になることによって、中間の6割が仕事をしなくなってしまい、仕事をしない人が全部で8割になってしまっているのが問題だ、ということです。

IT断食をすると、中間の6割が活性化し、再び仕事するようになる、というイメージみたいですね。

本書の冒頭に、IT 中毒になっている会社のシミュレーションがあり、最後に、IT断食を行って、IT中毒から抜け出した会社のシミュレーションが掲載されています。

最後のIT断食後のシミュレーションを読むと、断食後に何をすればいいのかというのは、なんとなく見えてきます。

が、さらに深く、時間の使い方や、中間管理職のあり方について考えたい方は、先に紹介した、田中和彦さんの「課長の時間術」などを読むと、理解が深まると思います。